コスモ[1]

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コスモがうちに来て、ベッドにあげました。 横になって、 「コスモ、実はねいわなきゃいけない事があるの。」 「なに?」 「私さ、一回妊娠してる」 話す場所間違えました。はい、地雷です。 「前の男とのか?それは俺…」 遮りました。 「レイプされたんねん…」 「え…」 しばらく沈黙続きました… 「ごめん、やっぱ汚いよね隠しててごめん…。」 「え、いやそうやなくて。辛かったんやろうな…って…」 「??」 「どうしてもっと早く言ってくれなかったんだよ…。そしたら支えてあげられたのに…。」 「…」 自然と涙が出ました。 今まで誰にもわかってもらえなかった事が初めて悲しんで慰めてくれたんです。 もう子供のように泣きました。 それをずっと抱きしめて背中をトントンしてくれて 「辛かったね。泣きな。」 ってずっと声をかけてくれてたんです。
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