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地球を去った12歳の少女へ
僕は、新聞で君のことを知った。
去年の今頃、君は、いじめを受けて苦しんでいたんだろう…
僕は、去年の君を知らない。
無理もない。
僕は、君に会ったことはないのだもの…
僕は1度も君に会うことなく、この世にいる。
君は、つい最近、この世を去ってしまった。
新聞で君を知った時、すでに君は、自殺して、この世を去ったあとだった。
君のことは新聞で知っただけ。
なのに悲しい気持ちになった。
君が会ったこともない僕が、新聞を読んで、とても悲しくなったことを君は知っているだろうか?
この世にいない君は、僕の思いを受け止めているだろうか?
思いは光のスピードで無限に進み、いつか君の心に届くかもしれない。
どうか
見ず知らずの僕が、
君の自殺を
とても悲しんだことを
知って欲しいな…
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