地球を去った12歳の少女へ

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✒ 晴れ 会社で駄目社員。家庭で駄目な父親。 そんな風に評価されて、私は周りに迷惑をかけていると思った。 自分なんか会社にも家庭にも居てはいけない人間だと悟った。 思い切って、見知らぬ土地に行こうと車を走らせた。 涙が出てきて運転出来なくなって、車を停めた。 駄目だ、駄目だと会社や家庭で言われるのは、周りがあなたに期待しているからよ そんなことを言う優しい女性の声が響いた。 私はハッとして言われたことを忘れないように心の手帳に記入した。 気持ちが落ち着いて、心が晴れた。
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