地球を去った12歳の少女へ

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✒ 疲労 7年働いた会社を辞め 次の職場が決まるまで、 自由な時間ができた。 春菜川の上流へ 山靴を履いて歩いた。 7年間、長いようで短かった。 辞めた会社のことを考え、 ぶらぶら歩いた。 天気が良く、日差しが眩しい。 透き通った川の水の中に、 大きな岩が、幾つも並んでいた。 私は、気に入った大岩に上がり、 大の字になって寝た。 川の音、風の音、蝉の声、 頬を撫でる風、 眩しい陽光の中で、 私は、 7年分の疲労が身体から抜けていくのを感じた。 心に、やれることはやった、 という思いが溢れていた。
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