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『‥‥ねぇ、
何か言って‥‥?』
『‥‥っ!』
ハァ‥と吐息が耳に直にかかるりその色気にびくん、と反応してしまう。
彼はわたしの体を少し離し目と目が合う。
あなたの唇まであと5センチ‥。
ゆっくりと近づいてくる。
そして触れそうになるとわたしはふぃ、と顔を背けた。
だって悔しいよ。
あなたには別の誰かがいるじゃない。
あなたのこと、わたしはまだ好きなの。
どうしてそんなことするの?
忘れられなくなるよ。
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