幼なじみ

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「えっ…」 「わかってる。お前が小五の頃海斗が好きだったことなんて… でももう4年もたったんだ。 そろそろ忘れた方が…」 波くんが言い終わる前に私は言葉を発した。 「忘れるべき…そんなことわかってる…わかってる。頭の中で理解しても、 忘れられないの。 何年時がたっても何回季節が巡っても 無理だった。 一日に一回は海斗と過ごした思い出、海斗の笑顔… 海斗の全てが思い出されて… 好きだったから… ずっと一緒だったから…」 私にはいっぱいいっぱいだった。 言葉で表現できないくらいの 海斗への思いを伝えるのは…
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