幼なじみ

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「タッチ!次は早紀が鬼だよ」 「うん!えーっと… 1ー2ー」 …「7ー8ー9ー10! 二人ともどこだろー?」 ガサッ 木葉が揺れる音がした。 ふと空を見上げると夕暮れが目に留まった。 赤色に不気味に混じっている、黒と青の混合色。 美しい赤色に忍び寄る暗黒の雲と影。 私はこの日の夕暮れの色を忘れたことはない。
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