16人が本棚に入れています
本棚に追加
夜闇に暮れて(骸リボ)
「クフフ、アルコバレーノのくせに情けないですね」
「だ、まれ、」
殴られた瞬間に思わず呻き声を上げてしまう。
そんな俺を見て笑うこいつの表情には、鳥肌がたった。
意識は朦朧とするし、情けない、なんて、俺が一番分かっているんだ。
「これで彼の家庭教師だなんて、先が思いやられる」
俺は軽い舌打ちをして、素早く地を蹴ると相手の懐に飛び込む。
だがそれをゆるりと華麗に骸は避けた。
「残念でした、これで僕の勝ちです」
にこりと笑うと繰り出される技。
暗く霞む視界にぼやけていく意識。
もう限界だ。
「お前らこんな時間までゲームしてんじゃねえよ!」
「静かにボンゴレ! アルコバレーノはおやすみですよ」
「スピー……」
夜中に格ゲー、睡魔に襲われ負けるリボーン(笑)
最初のコメントを投稿しよう!