夜闇に暮れて(骸リボ)

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夜闇に暮れて(骸リボ)

  「クフフ、アルコバレーノのくせに情けないですね」 「だ、まれ、」 殴られた瞬間に思わず呻き声を上げてしまう。 そんな俺を見て笑うこいつの表情には、鳥肌がたった。 意識は朦朧とするし、情けない、なんて、俺が一番分かっているんだ。 「これで彼の家庭教師だなんて、先が思いやられる」 俺は軽い舌打ちをして、素早く地を蹴ると相手の懐に飛び込む。 だがそれをゆるりと華麗に骸は避けた。 「残念でした、これで僕の勝ちです」 にこりと笑うと繰り出される技。 暗く霞む視界にぼやけていく意識。 もう限界だ。 「お前らこんな時間までゲームしてんじゃねえよ!」 「静かにボンゴレ! アルコバレーノはおやすみですよ」 「スピー……」 夜中に格ゲー、睡魔に襲われ負けるリボーン(笑)
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