出発
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―モリマーが選んだ方向、それは吹き上げ岩から飛ばされてきた方向です。 『よし、ここにこう落ちてきたんだから、あっちで間違いない!』 モリマーはさっきからブツブツ言いながら、あたりをウロウロしています。 思いきって一歩を踏み出すには、余りにも湖はただっ広く、余りにも同じ景色が広がっていて正しい方向なのか自信がありません…。
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