すきだよ

3/11
5人が本棚に入れています
本棚に追加
/40ページ
するとその友達のものと思われる車を発見して、私はビルにもたれていた体を起こす。 何て言って攻め立ててやろう…? その前にまずは謝罪の言葉か。 彼がどんな顔をしてこちらに来るのか見つめていると、彼が車から降りてきた。 「…あれ…?」 思わず口から漏れる声。 彼は私の知らない男を連れて、こちらまで歩いて来た。 ごめんごめんと軽く笑いながら。 私は知らない男からしばらく目が離せずにいた。
/40ページ

最初のコメントを投稿しよう!