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「佐伯。そっちの人は…?」
私と高校から一緒の友達
佐伯 拓也(サエキタクヤ)は、私の言葉に一瞬首を傾げてから「あぁ」と呟く。
「俺のバイト仲間で親友くん!」
佐伯の後ろから出てくると、遠慮がちに挨拶をする。
「すいません。急に俺何かが入って来ちゃって。」
「あ、いいえ。」
彼はそう言ってから簡単に自己紹介をしてくれた。
名前は
佐倉 州(サクラシュウ)
年齢は私と同じらしい。
無造作にワックスでいじられたような髪型に合った、アイドル並みに整った顔に思わず息を呑む。
でもただひとつ残念なのは…。
やたらと雰囲気が暗いと言うこと。
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