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「そう言えば、友里恵は?」
話し反らしたな!
絶対変なこと言ったんだ!
「遼太郎とデートだってさ」
「アイツら来るって言ってたか?」
「来るとは言ってたけど、今すっごくラブラブだからねぇ」
きっと来ないよ
最近、約束してても来ない事が多い
遼太郎は高校へは行かずに仕事始めて会う機会が減っちゃったから仕方ないよ
次の日
屋上で友里恵に興奮しながら話す
「すっごく男前なんだよ!なのに、私変な話し方ばっかしてたんだよ!!」
「はいはい。それで、話はしたんでしょ」
「まぁ…したけど…いつもの私じゃないっていうか…」
「そりゃ、一目惚れってヤツだね」
「一目惚れ!?」
「そ☆」
♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪
いっぱいイッパイテンパってると、私の携帯が鳴った
「ん?」
「どうしたの?出ないと切れちゃうよ」
「うーん‥」
知らない番号だ
間違い電話かなぁ?
「もしもし」
『もしもし!碧ちゃん?』
うわっ
うわわわわわ
慌てて友里恵にジェスチャーで陽介君だと伝える
「よ、陽介君?」
『今どこ?』
「え?学校だよっ」
『サボってカラオケ行くんだけど行く?』
「カラオケ?うん、うん♪行く!」
快諾☆
駅前にあるカラオケ店で待ち合わせの約束をして電話を切った
「友里恵ー!」
「早速お誘いの電話あるなんて、いい感じなんじゃないの♪」
ニヤニヤ笑う友里恵
「そ、そぉっかな?♪」
私の顔もニヤケちゃう
もう最高にウキウキしちゃう♪
走って駐輪場まで行き、自転車に乗る
「あんたさぁ、その行動しておいて一目惚れじゃないとでも言う気?」
息切らしながら自転車を漕ぐ私と友里恵
「そ、、そおかな…?そおかもしれない☆」
顔がニヤケちゃう
早く行かなくちゃ☆
駐輪場に着く
気持ちを落ち着かせなきゃ
また恥かいちゃうよっ
「ほら、行くよ」
友里恵の後について行く
「ヨォ!」
受付の前にタムロしてる篠山たち
「オー☆碧ちゃん」
私を見つけて歩いて来る陽介君
「ンフッ」
意味深な笑みを浮かべて私から離れる友里恵
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