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「そうだったけ?」
眠そうに目を擦りながら聞き返してくる
「そうだったよ、証拠にみんな移動してるだろ?」
俺は教室の出入口を指差した
そこではクラスメイト達がそれぞれ仲良しなやつと雑談しながら移動していた
「本当だ、仕方ないな…」
やる気なさそうに欠伸をしながら立ち上がりフラフラと出入口へと歩いていく
「そんな歩き方じゃ危な――」
俺が注意する間もなく椅子につまずき顔面から派手に倒れる
「遅かったか…
大丈夫か?」
倒れたロイに歩み寄り、声をかける
「グゥゥゥ…、ヘンジハナイ、タダノシカバネノヨウダ」
近くまではうめき声を上げていたロイは声をかけるとダミ声で変なことを言う
「つまらんこと言ってないでさっさと立てよ
もう俺たちで最後たぜ?」
ため息をつき、生徒がいなくなった教室を見回す
「軽いジョークじゃないか、冷たいなぁ」
ロイは立ち上がり体に着いたゴミを払う
「いいから早くいこうぜ、遅れちまう」
「お、ちょっと待てよ」
ロイを待たずに教室から出ると授業開始のベルが鳴る
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