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大分歩いた頃だろうか、何もなかった地面に、ぽつぽつと草木が見られるようになった。
どの植物も見たことがない。ガラスで出来た様に透明で、とても綺麗だ。
と、その時。突然何かが私の後ろを通っていった。
「へ!?」
じ、自転車!?
あまりにもあっさりと日常的な物が見つかったので、私は拍子抜けしてしまった。
乗っているのも……大丈夫。宇宙人じゃない。
って、そんなこと考える前に追いかけなきゃ!
「あ、ま、待って!待ってー!」
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