ある事故

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  キ~ンコ~ンカ~ンコ~ン   「ふぁぁ~、やっと終わったよ…」   「な~に、欠伸してんのよ!まだ、授業あるんだから~! 次、移動教室でしょ! 早く用意しないと遅れちゃうよ!」   彼女は波奈(はな)、 真面目じゃないんだけど、ちょっと時間にはうるさい…。   「中休みだからまだゆっくりしてていいじゃ~ん!」   波奈にくらべて私はマイペース、波奈がいなかったら遅刻しちゃう…。   「ダメッ!教室に行ってからゆっくりすればいいでしょ! 時間はね、戻らないんだから大切にしないと!1秒1秒大切にして生きないと…」   「あ~はいはい、じゃっ行こう」   私は波奈の言葉を遮り教科書を手にとる   「ちょっとぉ!聞いてんのぉ!!」   「聞いてる聞いてる、ほら早く行こう時間は大切にしないといけないんでしょ?」   「…分かってるじゃない…。 やっと那魅も時間の大切さに気付いたのね♪」   なんだか波奈嬉しそう…。  
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