-正体-

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「女子が立ってるくらいで投げられなくなっちゃうの~?」 安い挑発だなと思いスルーしようとした春也だが次の女の言葉でその思いは吹き飛んだ 「金戸中エースのアオバハルヤほどの男が~?怖くなっちゃったのかな~?」 ―!!まさかコイツ!! 春也は女のほうに向き直り歩み寄る。そして― 「お前か?ここ一週間ずっと俺を見てたのは?」 明らかに春也は女を睨んでいる だが女は動じる様子もなく 「さぁ~どうでしょう?私のお願い聞いてくれたら答えたげる」 はめられた春也。しかしそんなことどうでもよかった。 「わかった。バッターを許可する。だから早く答えろ」 即答した。 「ハイ、ワタシガアナタヲズットミテタオンナデス」 こちらも即答。 流石にイライラが収まりきらなくなった春也は"チッ"と舌打ちをして 「なんでそんなことをしていた?理由を言え・・・!」 だんだん言い方が強く、乱暴になっていく春也。
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