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「あぁ お互い切磋琢磨しあってこうぜ! ・・・うしっ!んじゃ走るか!」
「よしいこう ・・・いくぞ!30分間走スタート!」
野球部&陸上部の合同練習が始まった。
そして30分後―
・・3・・2・・1・・ブー!!!
終了を知らせるブザーが鳴り響く。
廊下は野球部と陸上部合わせた37人の汗と熱で蒸し暑くなっていた。
野球部は一カ所に集まる。その中心で顧問の佐々岡先生が話をしている。
「よーし!お疲れさん!運よく雨も止んで帰れる状態だ。各自体を冷やさないように汗の処理等しっかりするように!以上!」
「気をつけっ!礼ツ!!」
「「あっしたっ!!」」
しかし4時半ほどで練習が終わってしまったため、物足りなさを感じていた春也は、汗を拭き、シャツを替えたあと商店街の近くの公園で一人自主トレをしていた。和大も誘おうと思ったが万が一また雨が降ってきたら迷惑をかけることになるので一人で来たというわけだ。
ジャングルジムとブランコとベンチくらいしかない素っ気ない公園だが、そこそこ広いし水捌けもいいのでキャッチボールや投げ込みをするにはもってこいの場所なのだ。
早速春也は投げ込みを始め、20分ほど過ぎた頃―
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