7人が本棚に入れています
本棚に追加
「ねぇ君ィ~!」
―声がした。だが春也は投げ込みを続ける
「バッターいた方がいいんじゃな~い!?」
―女の声だ。しかし春也は投げ込みを続ける
「ねェシカト~!?」
―・・・まさか俺に言っているのか?
そう思って春也が振り返ると目の前に白い丸いものが向かってきて―!
バキャッ!!
春也の顔面に何か固いものが当たった。しかも不自然にネバネバしているこれは・・・
・・・タマゴ・・・か・・・?
地面を見る。割れた殻らしきものが落ちている。間違いない。タマゴだ。
表情には出さないものの、春也はすさまじく混乱していた。「なぜタマゴが?俺が何をした?やったのは誰だ?」などなど
春也はとりあえず水道で顔を洗い、バックの中からタオル取り出して濡れた顔を拭いた。
最初のコメントを投稿しよう!