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愛知県の知多半島に、浦島太郎と言う漁師が住んでいた。
一日の漁を終えて、砂浜を歩いていると、船影から子供の泣き声が聞こえてきた。
近づいてみると、
なんと、数匹の亀が人間の子供を、イジメているではないか!
太郎は、持っていた漁具を投げ捨て、亀達の中に飛び込んだ。
《太郎》お前らなにやってんだ!
《亀①》ハァ~ン?見てわかんねぇのか?人間のガキを、いたぶってるんだよ!
《太郎》そんなアホな!普通逆だろ!人間が亀をイジメるのが、定説のハズだ!
《亀①》お前ら人間は、定説だ!慣例だ!などと言って、過去に捕らわれて生きている。だから、いつまで立っても進歩も成長もしないんだよ!
《太郎》何を言っているんだ!亀のくせに!
《亀①》亀のくせにとはなんだ!俺達は、過去の経験を活かして、日々、努力研究を重ね、天敵である人間と対等に渡り合えるまでに、進化して来たんだ!バカにするんじゃねぇーぞ!
《亀②》こいつには、教育的指導が必要ですね。拉致しますか?
《亀①》そうだな、教育的指導が必要だな、みんなこいつを捕まえろ!
《太郎》うわァ~助けて~!
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