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コジが告白された。 まだ俺とコジが親友関係でしかなかった頃、コジが中学の時の女友達から告白された、とコジから相談されたことがあった。 今まさに俺はその時のことを思い出し、五限目から一人自己嫌悪に陥っていた。 コジは「別に嫌いじゃないんだけどさぁ」と、一人自分の思いを淡々と語っていて、そのうち俺はコジに苛立ちを隠せなくなって、次の日にはコジと一日口をきかなかった。今思えばそれは嫉妬だった。 俺の気も知らずに話すコジにも、コジに好きだと告白したあの女子にも、俺は腹が立って仕方がなかった。 その次の日にはコジが 「俺が悪かったよ。あれ、断ったから。機嫌直せよ」 って、頭を撫でてくれた。俺は安堵したのと、申し訳なさに涙が止まらなくなって、コジにしがみついて泣いた。その時俺はコジが好きなんだと自覚して、少し時間はかかったけど想いが通じ合って、晴れて恋人同士に昇格した。 あれから、告白されることはなかったけど、代わりに俺が度々告白されることがあった。だけどコジには口が裂けてもそんなこと言えなくて、一人でなんとか解決してきた。  
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