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「ラブレター!?」 「ちょっ…!声でけぇよ!」 思わず右手で光黄の口を塞ぐと、首を縦にぶんぶんと振ったから、右手を口から離した。 浦正と狂平は掃除当番で、曜介は日直で遅れる、桃と蓮次は私用で来れないからと俺は一足先に部室に向かった。部室には既に後輩の光黄がいて、五人が来るまで二人で雑談をしていた。 そこで、だ。 差出人が一年生ということで、ラブレターを貰ったことを光黄に話したのだ。光黄は生意気な奴だけど、こういうことは他言しないと買ってのこと。 案の定話した途端「ラブレター」の単語に驚いた光黄を、とりあえず落ち着かせて今に至るわけだ。 「ど、どうするんですか!ラブレターなんて…部長が知ったら」 「間違いなく曜介は拗ねて大変なことになるな」 「俺、絶対言いません!てか聞かなかったことにします!!」 「ちょっ、落ち着けよ!」 一人でテンパり、立ち上がる光黄を宥めて、一旦椅子に座らせた。  
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