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「でさぁ、手紙の内容なんだけど。返事はいらないって書いてあるんだ」
「部長とのこと、知ってるからじゃないですか？」
「あほか！俺らのこと知ってんのは……って、あれ？」
少し整理してみようか。
俺と曜介が、お付き合いをしていることを知ってるのは桃と狂平と蓮次、浦正だけ。光黄には何だか言いづらくて俺の口からは言っていなかったはず。なのに何故？さっきも光黄は知ってるような口ぶりだったし…。
何故知っているんだ？あ、まさか浦正のやつ…光黄の前で口滑らせたとか…
「浦正先輩から聞いたわけじゃないですよ」
心の中を読まれたっ！
「ていうか二人を見てたらわかりますよ。部活中も自重せずにいちゃいちゃいちゃいちゃ…」
「や、別にいちゃいちゃしてねぇだろ！」
「自覚がないんですね、…仕方のない先輩なんだから」
「それはどうもすいませんね」
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