携帯電話

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「そうよ」 平然と言ってのけやがった。 「なんでそんな能力が使えるんだ!」 それを言うと、彼女は態度を変えた。 「もしかして、まだ知らないの?」 なんだその顔は。 まるで俺が当たり前にいまみたいな力を使えるみたいじゃないか。 「あなた、パートナーから何も聞いてないの?」 パートナー? 誰のことだ。 「ふーん。まあいいわ。説明してあげる。スーパー説明タイム。略してSSTね」 俺は、既に遅刻するなんて事は頭になかった。 だってそうだろ。 いきなり超常現象が目の前に現れて、それが俺に牙を剥いている。 そこは既に二人の世界になっていた。 「あなたも、携帯買ったんでしょ?」
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