携帯電話

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なんでこんなあっさり……そうか。 空気は視覚で捉えられるものじゃない。 相手は攻撃が見えないんだ。 吹き飛ばされざま、女は氷の矢を数本放ってきた。 俺はそれを払うそうな仕草をする。 すると、目の前にまた空気の流れができる。 氷の矢は横からの突風で進路を大きく外した。 「これ、つええ」 そういえば、魔法の世界とかでも風の魔法って上位だっけ。 ちょっと楽しくなってきた。 女にそよ風を送ってみる。 足元あたりから、やや上に向けてだ。 「なっ」 「ほう、ピンクのシャボン玉」 女のスカートがめくれ、パンティがあらわになる。 女は押さえようとはせず、野球ボールくらいの氷の塊を投げてきた。 「がはっ」 見惚れてた俺の頭にぶつかる。
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