思い

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君が見えなくなった。 最後まで君は悲しそうな顔で こっちを見ていた。 なんで、そんな顔をしたの? 答えは返ってこない。 「あ……れ…?」 気付いたら頬が濡れていた。 君に捕まれたところが ひどくあつい。 もう、町から完全に離れた。 「っ!………うっ……」 堪え切れなくなって、その場にうずくまった。 さようなら。 さようなら。 サヨウナラ。 .
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