運命

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あの日、秀の乗った電車は横転して、死者20名の事故を引き起こした。 電車の中で壁に激しく激突した秀は未だ目を覚まさない。 「秀…起きて…」 未だ眠り続ける秀はあの頃のまま。秀の命を繋いでいるのは細い管だけだった。 「秀…」 「……」 身寄りのいない秀を俺は預かってこの病院に。 秀を目覚めさせるために、自分は医者になった。
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