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秀の為に医者になったのに、
秀を目覚めさせる方法は見つからなくて自分の無力さに腹が立つ。
「そろそろ、起きてくれないとダメなんだよ……」
俺が秀を追い詰めなければ
秀は事故に遭うこともなかったしこんなことにもならなかった。
…俺は秀の将来を、
好きな人の人生を自分で目茶苦茶にしたんだ。
後悔しか頭にない。
俺が秀を不幸にした。
植物状態から元に戻るなんて早々無い。
もう楽にしてあげようかと何度も考えたけど出来なかったのは
希望を捨てきれない俺の惨めさとこんな状態であっても生きていてほしいと思うエゴだった。
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