414人が本棚に入れています
本棚に追加
親は早くから他界していた。
僕はただ愛が欲しかっただけなのかもしれない。
君じゃなくても…
よかったのかもしれない。
別れることに抵抗はなかった。
心に痛みを感じるほどの余裕はなかった。
疲れ果てて、感覚が麻痺しているようだった。
君には内緒で都会の大学に受験に行った
学校を休んでも君は何も言ってこない。
そんなものか、と思った。
「高校も大学も就職してからも、ずっと傍にいよう!約束な?」
中学生の時に言ったこと、君はもう忘れてるのかな…
合格通知が来て、
ようやく君から離れられると内心ホッとした自分がいたんだ。
最初のコメントを投稿しよう!