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部屋の荷物を整理した。
もともと何もない部屋だ。
すぐに終わる。
紙には
君への気持ちを書いた。
__どうか、お幸せに。
嘘じゃない。
君は凄く良い奴だから、幸せになってほしい。
運命の相手が俺じゃなかった。
それだけだ。
いつ、これを見つけて読んでくれるだろうかなんて思いながら。
君以外訪れない僕の部屋の机の上に静かに置いた。
そのまま歩きだした。
後ろは振り返らなかった。
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