†赤い月†

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今日は秋も終わるというのにとても暑い。 汗を拭いながら駆け足で学校に向かった。 やばい!あと5分でチャイムが鳴る。 私はラストスパートをかけた。 なんたって私の足の速さは女子の中でだんとつトップだ。 チャイムが鳴りはじめ人が少ないろうかをかけ、右に曲がり教室にはいってイスに座る。 間に合った! 「やっときた。サボりかと思ったよ。」 「セーフ!タイムは…」 「こら!ホームルームが始まるぞ、静かにせんか。」 友達のエッドとトーマスが喋り、先生に怒られている。 トーマスは家の近所に住んでる男の子で、エッドは学校一の不良男だ。 後ろでアンネがクスクス笑う。 アンネは私の幼なじみ。 この3人は私の親友なのだ。
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