序章 あの世へいらっしゃい

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「まぁ…チビッコって言ったことは許しませんけど話を進めますよ?」 なんか勝手に話を進めようとしてるチビッコ。別にいいけど。 っていうか、ちゃんと耳は機能してるらしい。被害妄想癖でもあるのだろうか。 「えっとですね…実はですね…秋風綾さん…アナタは本日限りで死んでしまいます。」 「は?」 「死因は学校が終了して放課後の帰宅中に大型トラックに追突。ミンチになっちっちゃうらしいですよ。」 みんな聞いたか? 俺、ミンチになるらしいよ? 「……そうか。んじゃさいなら。」 んなわけねーだろが。つまらんこと聞いたわ。 「ちょっ!待ってくださいよ!まだ続きがあるんですよぉ!」 「わかったから叫ぶな。聞いてやるから腹部を殴るな。普通に痛い。」 本心を言えば面倒だし学校行って寝てたい が、このままだと朝飯のパンと牛乳をリバースしてしまうから聞く事にしよう。 .
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