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『ん?あれ?ここは?』
妄想中だったのに。。。私は大きくため息をついた。。。
素敵な彼氏に手を繋がれ、夢心地の妄想。。。のはずだったのに。。。
見回すと真っ暗闇で何も見えない。。。
何故暗闇だと気がつかなかったんだろう
『あっそっか、寝ちゃったんだ』
自分で自分に言いきかせた。 でも。。。でも。。。私を呼んでいる声がする。。。
『誰?誰なの?私を呼んでいるのは?』
夢のはずだから自分の思いどうりになるはずと叫んでみる
『誰ですかぁ?ちょっと出てきなさいよぉ』
叫んだ声には反応は無い。。。
『まぁ夢だからねぇ』
と声にだすか、ださない、その瞬間だった
『世界が終わろうとしています』
はっと声のするほうに振り向く 瞬間的に周りが明るく、いや、眩しいくらいに輝いた
その輝きに眼がなれてきた方角に一人の女性が立っていた
『あ、貴女は?』
夢の中だからと自分に言い聞かせつつ、勇気をだして聞いてみる
『もう一人の貴女です、そう別次元の』
言われてはっとする
そう姿をみた瞬間に誰かに似ているなとは思ったが解らなかった
まさか鏡に写った自分にそっくりだったとは。。。
そしてもうひとりの自分だと名乗った女性は、静かに語りだした。
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