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「早く通してくれ!、頼む!」
「はやくあけてよ!!」
「退きやがれ!この税金ドロボウ!!」
「軍曹、このままでは・・・」
兵長がこちらを向いて指示を仰ぐ
「仕方ない、射撃を許可する」
「軍曹!」
「大丈夫、威嚇射撃だ当てはしない」
「・・・分かりました」
そう言うと兵長は隊を横一例に展開し、指示をした。
「全員、セイフティを外して待機」
「構え」
「撃て」
ダダダダダとアサルトライフルと機銃から弾丸が発射される
市民は逃げ、散って行った
「片付きましたね」
「よくやった兵長」
しかしその後ろに近づく人の壁は怯むどころか止まりもしない
「なんだあいつら」
隊員の一人がそう漏らす
「知らねーよ、また撃てばビビって逃げ出すさ」
「だといいけどな・・・」
「何だよ、ビビってんのかよ」
「ちげーよ!」
そう話している内にバリケードのすぐそばまで人の壁が押し寄せて来た
「こっちくんな、撃たれたくなきゃとっとと失せな」
しかし、彼らは前進し続ける
「聞こえてないんじゃないのか?」
「仕方ねぇ、もう一度・・・」
「「それ以上近づくなら容赦なく撃つ、いいか?近づくなら撃つぞ」」
スピーカーの警告が鳴り響く
そして隊員の一人が彼らの一番近い奴に掴みかかられた
「おい、ふざけんじゃ・・・」
次の瞬間には彼の喉に市民であった人が噛みついていた
「ガアアアアァァ!」
「何してる!離れろ!」
そう言って拳銃を構えるが、彼らは気にすることなく隊員を
食べ始めた
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