アンダーソン軍曹の場合

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「ああっ、クソッ!」 拳銃を撃つ 噛みついた市民が離れ、噛まれた隊員が解放された 「ちくしょう!、死ぬほど痛てぇ・・・」 「待ってろ!今メディック呼んでくる!」 「クソッ!こいつら怖さってもんが無いのか!」 隊員が市民であるはずの人に銃を向け、発砲する タン、タンと銃声が響き、目標に着弾する 「冗談・・・だろ?」 心臓と腹に着弾したにも関わらず、怯むことなくこちらに向かってくる 「致命傷だよな・・・?」 「ああ、見てたよ」 後退りしながら隊員たちは目の前にある(物)に対峙した 「軍曹!マーカスが噛まれました!」 「何?、状況は?」 軍曹は慌てて隊員に駆け寄った 「現在、隊を分隊単位にして応戦中です」 「敵は何だ?、右翼か?それとも左翼か?」 「いいえ、敵は・・・ 市民です」 「言っている意味が分からないぞ二等兵」 兵長が問いかける 「ですから、市民が攻撃してきたんです!既にマーカス一等兵が市民に噛まれ重傷です!」 「落ち着け、二等兵それでその市民はどうした?」 隊員は 「拘束の余地なし、と判断したため射殺しました・・・」 「それで敵の数は?」 軍曹が銃のセイフティを外しながら聞く 「溢れんばかりの数です、もう道いっぱいに!」 「分かった、二等兵」 軍曹はしばらく考えると 「交戦規定により、彼らを敵とみなす」 「それでいいな?兵長」 「はい・・・・」 兵長の顔は暗く沈んだ物になった 「確かに自国の国民に向かって発砲するのは心が痛むが、やらなければ私たちが危機に陥ってしまう」
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