試験

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〉「んー体に重りでも付けるのかな。」 〉「それならこの前.兄さんにレッちゃんがそうしろって言ってやってたよ。」 〉「やってるんだ。」呆れて物も言えない感じで無武が言う。 〉「うん。防護服としてね。」 〉「防護って.何も守る者がないがアイデンティティーの兄さんがなにを守ろうと言うのさ。」酷い言われようだ。 〉「んーレッちゃんなりの考えがあるんじぁあない。」まぁその場その時考える人だが。 〉「考えねぇ。機嫌が悪いと.とんでも発言するけど。」 〉「そこはほら.レッちゃんは性悪説派だから。」 〉「関係は無くはないか。」 〉「黒神めだ〇より雲仙〇利の方が好きだって事だよ。まぁレッちゃん人間大っ嫌いってのもあるけどさ。」 〉「まぁ私もひーくんと出会うまで人間嫌いだと想い続けていたけどさ・・・・・・・・・・でもさ私が嫌いだったのは鬼だった訳だし。」 〉「くすす。まぁレッちゃんの前では悟りもただの下らない時間の浪費になるからね。」私は可笑しそうに笑う。そんな私を無武は気味悪そうに見る。 〉「まぁどんなハンデを付けるにせよ。レッちゃんに鍛えられた兄さんに敵う訳がないよ。」 〉「それが問題なんだろ。この試験は手加減禁止なんだから。」全くだ。 〉「明らかに合格させないのは不味いでしょ。不味いって漢字表現的にあってるかなぁ。」それもまた正論 〉「まぁ見物な事には代わりない。」 〉「とりあえず姉さん腹ぺこだよ。」 〉時間はまだ10時なのだが
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