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「女の子とヤりたい」
「我慢しろよ馬鹿。
とりあえずは男で」
そんな牢屋みたいな会話が飛び交う此処、私立琴宮学院高等部。
深い山の中に厳かに立てられた琴宮学院はなんと門前に“此処に入る者は一切の性欲を捨てよ”なんて書かれるほど女の子と関わりを持てない。
勿論ソトからの荷物には検問がある。
プライバシーとか何それ美味しいの?みたいな学院です。
だけどやっぱりエッチなことしたいのが男子高校生。……この学院に居る期間だけ、まぁその、男の子同士のニャンニャンなことがあったりします。
ほら男なんて穴があれば入りたい種族だから。
「一宮君、今日俺の番だよな?」
「あー……だっけ?」
そして俺、一宮照彦は、この学院1の色男と呼ばれる生徒会長です。
そりゃあもう入れ食い状態だし、ハーレムみたいなものだってあるし、まぁ顔よし身体よし金よしな俺に群がりたい気持ち超わかる!
俺も俺がいたら俺に抱かれたい。
今日もお洒落にブランドの新商品である香水なんか付けちゃう俺。
「いー匂いだね、一宮君」
そんでうっとりされちゃう俺。
ああ俺マジパねぇです。
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