黒いヒーローと赤いヒロイン
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その子は灰色の花を集めていた。 あれ?この子どこかで見たことあるような…。 「あの、あなたどこかで会ったことない?」 その子は何も言わず後退りしていく。 「ねぇ、ここにいるヒーローは何処?」 私がそう言うとその子は泣きながら走っていった。 「ちょっとまって!!」 私はその子を追いかけた。
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