何気ない日常と白兎

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「ここが不思議の国の入り口だよ」 そこは裏庭1大きな樹に開いた穴だった。 しかし、この穴は斧みたいなもので開けられたように見える。 「こんなとこに穴なんてあったかしら?」 「不思議の国にはそう簡単には行けないんだ。君は特別なんだよ」 「特別…ねぇ、なんだか懐かしい響きだわ」 「……この穴が閉じる前に早く行こう」 そう言われうさぎに引かれるまま穴に入った。
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