黒いヒーローと赤いヒロイン

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「…そうだね、まずはあの国にしよう」 そう言って指さしたのは灰色の道でした。 「この国はみんなが慕っていたヒーローが悪者になったせいで灰色になってしまったんだ。その悪者を倒し、この国に色をつけるのが君の仕事だよ」 「私の仕事…?」 「あぁ、きみは特別だ、君しかできないんだ。ほら、行ってきて」 そう言うとウサギは私の背中を押した。
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