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「嘘っ!?、満杯じゃない!……まさか夢じゃないでしょうね?」
霊夢は賽銭箱の中身を見ながらそう言うと、
ギュッ!
「痛いっ!?」
自分の頬を強く抓った。
それだけで博麗神社の賽銭の集まりの悪さが武には痛い程伝わった。
…とそんな事を考えていると、
「……貴男が…このお賽銭を……?」
霊夢が武の存在に気付いたのかこっちを見ていた。
なので、
「そうだけど…」
とりあえず武はそう答えてみると、
ザッ!
いきなり正座をしたかと思えば、
「ようこそ!博麗神社へ!!」
ガンッ!
三つ指を付きながら石畳を割るんじゃないかと思う程の勢いで頭を下げた。
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