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「相川。」
ん?と振り向く。
「何?神崎くん。」
「相川、部活は剣道部だよな。」
「そうだよ~。もちろん、神崎くん、赤月くんも剣道部だよね?」
「「当たり前だろ。」」
俺達は、珍しくハモった。
そのハモリに相川は、笑っている。
アナウンス
「新入生の皆さんは、体育館に来て下さい。」
入学式か、よし行こう。
そして、体育館に行き新入生が集まり入学式が行われた。
俺は、ずっと寝てた。まあ、輝が起こしてくれたけど。
で、入学式が終わり皆それぞれの教室に戻って行く。
輝と話していたら一人の男が近寄ってきた。
「稔、久しぶりだな・・・元気にしてたか。」
「稔、知り合い?」と首を傾げながらいってくる。
「兄貴?!」
「兄貴だて?稔、お前には、妹しかいねぇだろ。」
何で兄貴がこの学校に、ふざけるな!!何で、何で。
「そういえば自己紹介がまだだったね、俺の名前、如月 達也。まあ、親が離婚するまでは神崎だけど。」と笑いながら言った。
輝が口を開く
「そうだったのか・・・今何年生ですか?」
「3年だよ。あ、もうこんな時間か、剣道部顧問に呼ばれてたんだ。じゃあね。」と手を振りながら去っていた。
さっき、何て言った?剣道部?嘘だろ?あ、でも剣道で兄貴を倒せる好都合だ。
稔、何だこの冷たい感じは・・・
「稔、そろそろ俺達も行こうぜ。」
稔は、正気に戻って
「うん、そうだな。」
て言い教室に向かった。
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