陽菜=マヒナ

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太一は目立つ私をかばうように、隠しながら電車に乗ってくれた。 私がかがんだりしなくて済むようにしてくれた。 階段やエスカレーターも、私をすぐ前にして誰にもスカートの中を見られないように気を使ってくれた。 そんな太一の顔は、ずっと赤い……まんまだった。
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