4296人が本棚に入れています
本棚に追加
私は、求め過ぎていた。真実とか、信じるとか、〝確か〟なものしか受け入れられなかった。
だけど、いつかはなくなるものに〝確か〟なんてあるのだろうか。
彼の傷さえも認められずに、〝確か〟だけを見つめていたのではないだろうか。
そんな私が〝確か〟なんか求めてどうするんだろ。
何も受け止められないくせに、綺麗なものが欲しかったくせに。
傷付くこともない、〝確か〟な気持ちだけが欲しかった。
だけど、傷付いても一緒にいける絆もあるのだと思う。
例えば、お富士さんが、旦那さんを思うように。
傷付いてもいいから、一緒にいたいと思えるのかな。
私は、全てを、全てを、容認して愛すことが出来るのだろうか。
最初のコメントを投稿しよう!