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ナオが搬送された病院の名前を聞きだし、向かうことにした。
大丈夫なのかな。なんだろう。どうしてなんだろう。そう言えば、たっさんがナオが風邪気味って言ってた。
風邪じゃなかったのかな。どうしたんだろう。なんでなんだろう。どこが悪いんだろう。風邪がひどかったのかな。
気ばかりが焦って、運転にも集中出来ない。
信号を待つだけでも、時間がおしかった。
無事だろうか。風邪が治った時みたいにケロリとした顔で私を向かえ入れてくれるだろうか。
「なんでもないよ」って言ってくれるのだろうか。意識はあるのだろうか。
次々と色んなことが頭を駆け巡る。
病院に着くなり、受付で彼の名前を口にする。
「3階の南病棟ですね」と告げられ、エレベーターに乗った。
すぐに「3階です」と、ドアが開いた。
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