逆 転

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「おふくろさん、実可子と一緒だっつってたけどな。ホントに実可子と一緒だったなら何で今嘘ついた?」 「遥っ!!」 両肩を強く捕まれ揺さぶられる。 「目ぇ見ろよっ!」 「いた…いっ…はなして…」 振り払おうとしたが、更に晃くんの手には力が入って身動きが取れない。 「お前…やっぱり男といたんだな?!楓預けて何やってんだよ!」 その言葉に私は思わず言ってしまった。 「晃くんに言われたくないよっ!ねぇ!自分は良くて、私はダメなの?晃くんは何回も私の事裏切ったじゃな……!」
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