記憶~その1~

3/10
前へ
/29ページ
次へ
HRが終わり俺はまっすぐ家に帰ろうと校門に向かう。 春の風は柔らかく吹く。桜は風に揺られ、その花びらを優雅に散らす。 校門をから学校までをトンネルのように桜の木が並んでいる。 桜を眺めながらさらに校門を目指す。 意外とこの道は長い。 「あれ?」 桜を眺めるポニーテールが異常に似合う少女が立っていた。 散る桜に綺麗な黒髪の少女は凄く絵になる。 (やべぇ、超可愛い) 少女が俺の視線に気づいたのか、こちらを見て微笑む。 _
/29ページ

最初のコメントを投稿しよう!

5人が本棚に入れています
本棚に追加