デリバリー

第二章～ホストCLUBにようこそ～

ホストは初めてじゃなかった。
以前にも数回行ったがホストと喧嘩した事がありこんなつまらない男達に注ぎ込むのは馬鹿だと思ってからは行く事はなかった。

そしてその時の店が場所を移転したから一緒に行こうよと誘われた。
最初はまた奴らに会うのも嫌だと言ったが安く酒が飲めるし彼女とゆっくり話せるし初回料金のみならと考え軽く初回荒らしだ。

初回は飲み放題で五千円だった。

お店は裏通りにありこんなとこにあるの？
といった感じだった。

彼女と夜の街を歩く。

彼女は自分の指名に迎えを頼んだようですぐ指名の男が迎えに来た。

その男はナンバー入りで３までにはいつも入ってるそうだ。
それも彼女のおかげなのだがね。

彼女は一筋だった。
本当に愛してるのだろうと感じた。

私はそこまで人を愛せる彼女が理解出来なかった。

ましてやホストなんか。