そこにキス

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「えっと……」 どう考えても広重の家で手料理を振る舞うつもりとしか思えない。 それって。どう考えてみても。 存在としては彼女だと思った。 友達がこんな大きな袋を抱えて家にやってくるわけがないんだ。 「一幸になんか用ですか?」 「一幸って?」 「広重……一幸ですよ?」 「ああ。えっと。なんで広重の名前が出てくるんですか?」 「だって。ここ、一幸の家……」
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