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よくよく女の子が
向ける顔の方に目をやると
机で隠れていて見えなかったが本を手に持っている
加「(え!この子漫画読んでるんですけど!!!
ちょ!これ…先生に言った方がいいのかな!?
先生に報告する俺ってなんて偉いの!ウホッ!)」
加藤の口角がつり上がる
そして……
加「せーーーんs…」
大声で先生を呼ぼうとした時だった…。
前の席にいた
黒髪長髪でポニーテールをしている女の子が振り返った
加「(わー…レベル高い…モデルとかやってそう)」
ぐわしっ
加「え」
何故か頭を鷲掴みをするポニーテールの女の子
すると、ポニーテールの女の子はニコリと笑い
鷲掴みした加藤の頭を机に叩き付けた。
叩き付けられた衝撃で机は真っ二つに割れ…
教室中に"バキィッ"という音が響いた
「ちょちょちょ神田さァん!?なにをしているのだ」
加藤を机に叩き付けたのは
神田蘭という女の子
蘭「後ろで大声出すんですもの!耳障りったらありゃしないわよ!」
「いやいやいやいや
それだけで机を割っちゃう程の力で加藤を叩きつけるのはどうかと思うかな!死んじゃうよ!?下手したら!」
蘭「問題ない」
「問題あるけどね!?」
加「あ゙ー痛い……
痛いよぉーーーー…」
机に叩き付けられた挙句
机を真っ二つにされ床に顔面から倒れた加藤は顔面を押さえながらムクリと起き上がった
「加藤、大丈夫か?」
加「うん大丈夫」
加藤の今の姿は
鼻血が出ているだけのもので済んだが、鼻血の量が半端なかった
血の海というほどの量が床に広がっている
「怖っ!!!!!怖いよ加藤!お前よく生きてるな!?
鼻からどんだけ血出るんだよ!」
加「あ、ごめん先生
これ俺の昼飯のケチャップなんだ
制服の中に隠してたら叩きつけられた衝撃で爆破しちゃった!安心して!綺麗に掃除するから!」
「それは…助かるが…
てか昼飯ィィ!?ケチャップが!?お前ん家どんだけ貧乏人なんだよ!」
蘭「早く掃除してよ加藤君」
加「ごめんて!
今からするから!」
ティッシュで床に広がったケチャップを拭くのかと誰もが思った
だが、その考えは甘かった
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