2327人が本棚に入れています
本棚に追加
/256ページ
「まさかあのコも彼女だ、なんて言わないよな?」
男を捕らえたのは、広田刑事だった。
「違いますよ。偶然…ではないですよね?。刑事さん、犯人の目星はつきましたか?」
声を潜めながら、男はゆっくりと捕まれた腕を逃す。
「情報公開はできない。だが、これが事件だと言うことはもうわかっている。捜査は俺たちの仕事なんだ、協力してもらうぞ。」
広田は、離した手を上着のポケットに入れながら、近寄る。
「端本さん、あんたは何か知ってるはずだ。隠すべきじゃない。」
最初のコメントを投稿しよう!